2006-12-01から1ヶ月間の記事一覧

お正月に読む本

今日は仕事おさめ。でも、仕事は終わっていないので、まだまだ研究室にいなくっちゃ。家でもできるか。うーーん。どうするかなあ。 えっと、1月3日までお休む。で、その間に読む本は以下のものにしよっと。1)「パレスチナ・ナウ」 2)「スペイン内戦」 3)「ケ…

スペイン内戦:政治と人間の未完のドラマ

スペイン市民戦争のことをなぜ、かくも知りたがるのか。私は私の英雄がいかなる形で闘い、散っていったのか知りたい。ジャック白井。彼のことを思うとき、私の胸はきゅっと痛くなる。 また新しい本を買った。川成洋「スペイン内戦:政治と人間の未完のドラマ…

スペイン市民戦争とアジア:遥かなる自由と理想のために

大学生協の本屋でぶらぶらしているときに、実におもしろい本を見つけた。石川捷治・中村尚樹「スペイン市民戦争とアジア:遥かなる自由と理想のために」(九州大学出版会、2006年)である。目にした瞬間、内容を確認せずにそのまま手にとって、レジへ。名前か…

韓国の軍事文化とジェンダー

昨日は結局、締め切りの原稿をずっと書いていたために読書の日にはならなかった。土曜日は連れ合いが泊まりで出かけたので、夜中に一人で"Paradise Now"というパレスチナの自爆者を扱った映画を観てしまった。前から観たくて、アマゾンで買っていたにもかか…

人文学と批評の使命:デモクラシーのために

エドワード・サイード。日本でも多くの読者を持つ。影響を受けた人も多いだろう。私もそんな一人だ。今日、「サイード自身が語るサイード」を読み終わった。注に若干問題があるような気がするけれど、読み物としては読みやすく、サイードの本を読んだことが…

わたしの息子はなぜイラクで死んだのですか

最近、読みたい本を読み終わっていないのに、あれこれ本を買い込んでしまっている。火曜日に買ったのは、レオン・スミス編「わたしの息子はなぜイラクで死んだのですか:シンディ・シーハン 平和への闘い」(大月書店、2006年)と四方田犬彦「パレスチナ・ナ…

サイード自身が語るサイード

エドワード・W・サイード&タリク・アリの「サイード自身が語るサイード」(紀伊国屋書店、2006年)が届いた。楽しみ。読まなければ。でも、その前にハナン・アシュラウィ「パレスチナ報道官:わが大地への愛」(朝日新聞社、2000年)を読み終わらなくっちゃ…

私は「蟻の兵隊」だった:中国に残された日本兵

奥村和一・酒井誠著の「私は『蟻の兵隊』だった:中国に残された日本兵」(岩波ジュニア新書)を読んだ。読み始めるとぐいぐい進む。奥村さんという元日本兵がいかなる理由で中国に残されたのか。また日本兵がどのように洗脳教育をされてきたのか。これらの…