2006-11-01から1ヶ月間の記事一覧

Which side are you on?

敬愛するイギリスの映画監督ケン・ローチの批評"Which side are you on?"(Bloomsbury pbks 2004)がアマゾンから届いた。イギリスに留学するとき、私はケン・ローチに会いたいって思ってた。イギリスに留学したのは、もちろんイギリス関係の研究をしてきたか…

マフムード・ダルウィーシュ「壁に描く」

昨日新しい本が届いた。嬉しい。ちょっと待っていた詩集。マフムード・ダルウィーシュ「壁に描く」。これ以外に竹内浩三の「戦死やあわれ」もいっしょに届いた。最近は、軍に従事した経験がある人たちの声にもっと耳を傾けたいという気持ちを強く持つように…

イラク零年:朝日新聞特派員の報告

「ぼくたちの砦」。この本はいい本だ。中高生に被占領地でパレスチナ人であるということがどういうことを指すのかということを想像させる本になるはず。難民キャンプの様子がほとんどないので、もう少しその辺が書かれているとよかったかもなあ。これは欲ば…

19世紀イギリスの民衆と政治文化

ローハン・マックウィリアムの「19世紀イギリスの民衆と政治文化」(昭和堂)を買った。これに行き着くまでに時間がかかるかもしれないけれど、まあ、いいや。とりあえず欲しかった。イギリス。大好きで、大嫌いな国。貧しさと帝国主義と植民地主義が混在して…

ぼくたちの砦など

今日、新しい本が届いた。エリザベス・レアード「ぼくたちの砦」(評論社)と水内健太郎「ダン!ダン!ヨルダン」。後者の方はなんとなく買ってしまった。滞在記みたいなもの。まあ、いいや。前者はこれから電車で梅田に行くので、早速読もう。おもろそう。

「アッラーの花嫁」の問題

「アッラーの花嫁」の問題は、端的にいうとおそらく一つ。ロシアが「対テロ」の名の下に、チェチェン人に対する過酷な問題を引き起こしてきたことが十分に書かれていないということだ。チェチェンの女性たちによる自爆攻撃の背景にいる男たちのことは指摘さ…