2007-10-01から1ヶ月間の記事一覧

「ヒロシマ以後」の広島に生まれて

女性史の研究者である平井和子さん『「ヒロシマ以後」の広島に生まれて:女性史・「ジェンダー」…ときどき犬』(ひろしま女性学研究所、2007年)を読んだ。この本が発売されてからずっと読みたい読みたいと思っていたのだが、本が届いてからなぜか読む機会が…

夕凪の街桜の国

こうの史代さんの『夕凪の街桜の国』(双葉社、2004年)を読んだ。友人たちがブログなどで紹介していて、とてもとても読みたくなった漫画。映画化されて評判もよかったということもある。 夕凪の街と桜の国(1)(2)に分かれていて、過去から現在に続くス…

あの戦争から遠く離れて:私につながる歴史をたどる旅

毎日新聞に書評が掲載されていたので、城戸久枝『あの戦争から遠く離れて』(情報センター出版局、2007年)を読んでみた。前半は「残留孤児」だった父の話。後半はその娘である久枝さんの話。前半は引き込まれるように読んだけれど、後半に入ってから、少し…

戦艦大和:生還者たちの証言から

栗原俊雄「戦艦大和:生還者たちの証言から」(岩波新書、2007年)を読んだ。この本は毎日新聞に連載されていたものを修正加筆したもののよう。私もその連載を読んでいたから、本として出版されると聞いて「買わなくっちゃ」と思っていた。証言者の証言、遺…