人文学と批評の使命:デモクラシーのために

 エドワード・サイード。日本でも多くの読者を持つ。影響を受けた人も多いだろう。私もそんな一人だ。今日、「サイード自身が語るサイード」を読み終わった。注に若干問題があるような気がするけれど、読み物としては読みやすく、サイードの本を読んだことがある人もそうではない人も読める本だったと思う。

 そしてもう一冊。「人文学と批評の使命:デモクラシーのために」(岩波書店、2006年)を読まなければ!という気分になっている。この本はちょっと前に買ったけれど、まだ読んでいなかった。これは彼の最期の本だ。今日から読み始めよう。