久しぶりの日記。今後のことなど。

ああ、久しぶりに書くブログ。実は1年以上書いていない。単に忙しいからなんだけど、書かなくなると本当に書かなくなっちゃうね。

忙しいからといって読書していないわけじゃない。かなりしてる。仕事上、そうせざる得ないし、読書は私の趣味だし。活字中毒

とりあえず、この一週間くらいで読んだ本を挙げておこうかな。
これからはとりあえず、読んだものくらいはリストアップしておく
ことにしようっと。

1. サラ・ロイ(岡真理・小田切拓、早尾貴紀編訳)『ホロコーストからガザへ:パレスチナの政治経済学』(青土社、2009年)
→この本は一読する価値、あります!非常に重要な本です。私は一所懸命読みました。イスラエル占領政策を経済学の視点からとらえ、パレスチナ、特にガザの問題を人道的問題としてとらえるのではなく、占領の問題として理解することを促している素晴らしい本です。占領の不可視化されたイスラエルの占領問題が実にわかると思います。とにかく買って、借りて・・・、読むべし。そして図書館にも入れるべき本です。

2. 森枝卓士『食べてはいけない!』(白水社、2007年)
→この本も純粋に面白いです。食べることにこだわりがある人は一読してみれば。私は食べることが大好きなので、先日、大阪の本屋さんに行ったときについつい買っちゃいました。文化とは何かを考える上でも少々参考になります。森枝さんの本、昔から好きなのよね。

3. バニース・アイゼンシュタイン『わたしはホロコーストから生まれた』(原書房、2009年)
→うーん。それほど面白さを感じなかった。世界6カ国で翻訳出版なんて書いてるから、つい買っちゃったけど。深みのない本。プリーモ・レヴィのことも引用してたりするから買ったんだけどねえ。特に読む必要もないんじゃないかしらね。この著者、イスラエルにいたことがあるとのこと。そこでどう感じたのかなあ。ついサラ・ロイと比較してしまうので、この本のよさを見いだせなかったのかなあ。

4. 吉田修一横道世之介』(毎日新聞社、2009年)
→純粋におもしろいよ。私の学生時代の個人的なことをいろいろシンクロさせながら読んじゃった。妙に新鮮に感じてしまった。吉田修一さんと私は学生時代が一部重なっている。本人は覚えてないだろうけど、若かりし頃の吉田さんにインタビューしたことあるのよね。最初に大きな賞を受賞したときのこと。こんなに売れっ子作家になるとは思っていなかったけど。それ以来、本屋さんで彼の本を見かけると、とりあえず手に取ってパラパラと見てます。

他にも論文とか報告みたいなものを結構読んだけど、とりあえずリストにするのは、本だけにしておこうっと。