アルジャジーラとはどういうテレビ局か

 お正月に読もうと思っていた川成洋さんの「スペイン内戦:政治と人間の未完のドラマ」をようやく読み終わった。実はそれほど感動するところはない本だったのだが、内戦の詳細を知るにはとてもいい本だ。入門書というべきか・・・。それにしてもスターリニストたちによる内輪に対する弾圧がなければ、もう少し違う結果が出ていたのではなかったか。

 昨晩からオルファ・ラムルム「アルジャジーラとはどういうテレビ局か」(平凡社、2005年)を読み始めた。おもしろい。「対テロ戦争」開始後、日本でも知られるようになったカタールの衛星放送がなぜ、かくも質の高い報道をしてきたのか。その検証をすることは意義がある。またアラブの国々のメディア情報を知る上でも役に立ちそう。