サフラン・キッチン

 イラン人の母を持ち、イギリス人の父を持つヤスミン・クラウザーの「サフラン・キッチン」を読み始めた。おもろい。大阪女学院の人権教育講座の授業をするために玉造まで電車で行く最中に、夢中になってしまった。授業と授業の合間にも読んでしまう。うう。授業が終わり、阪大に帰るまでも読み、そして石橋の駅のパン屋さんの喫茶部でもついつい15分くらい読んでしまった。私は小説を読み始めるとはまってしまうことがある。止まらなくなる。仕事なんかなんにもしたくなくなって、早く家に帰って、ベットに寝転んで読みたーーいと思ってしまうのだ。

 今日はこのままだと朝まで読んでしまうかもしれぬ。危険だ。イードが始まったから、パートナーとお祝いをする日なのに、読書を選んでしまいそうだあ。

 実はモフセン・マフマルバフの「アフガニスタンの仏像は破壊されたのではない 恥辱のあまり崩れ落ちたのだ」(現代企画室、2001年)をまだ読んでいない。読もう、読もうと思いながら気がついたら随分時間が経っていた。長くイギリスにいたこともあり、1999年から2004年までに日本で発行された本を読んでいないことが多いのだ。仕方ない。なので、今は英語の本よりも、日本語の本を読もうとしている。