空爆下のレバノンで何が起きたか

論座の最新号に土井敏那さんのレバノン攻撃下のイスラエルの情勢を語る原稿が掲載されたと聞いたので、研究科の資料室に見に行った。残念。今日発売だったので、まだ入ってなかった。その代わり、論座の10月号に掲載された綿井健陽さんのシリーズ「イラクそして世界⑤イスラエル軍レバノン侵攻『空爆下のレバノンで何が起きたか』」をコピー。

 来年の三月にヨルダン、レバノンに行く予定。これは攻撃前から決めていたこと。攻撃が始まって「あかんかもなあ」と思ったけれど、でも一応計画としてはまだあきらめていない。その前に、レバノン戦争関係の本をあたっている。広河隆一さんの「レバノン大虐殺」(三一書房、1983年)も読み直そうと思っている。昔読んだと思うんだけど、もう一度読んでみたい。なぜ、レバノンに行くのか。それは大きな理由がある。西ベイルートにあるサブラ&シャティーラ両パレスチナ難民キャンプで考えたいことがあるからだ。私がパレスチナ人の母だと思っているバラータ難民キャンプのハリメさんの家族の多くが殺害された場所。1982年のことだ。だから、当時書かれた本をできるだけ多く読んでみたいと思っている。敬愛するガッサーン・カナファーニが爆殺されたのも、ベイルート

 カナファーニの小説を再読しなければ。カナファーニの小説は読者に果てしない想像力を要求する。再読に再読を重ね、その想像力を養わなければ、彼の小説を一行たりとも理解できないだろう。