パレスチナ「自爆テロの正義」

 以前、本屋で手にとってやめた本を数日前にamazonに注文。今日、職場に届いた。Q.サカマキさんの『パレスチナ自爆テロの正義』」(小学館文庫、2002年)。一度は、タイトルが気になって買わないと決めたのだが、友人から、「この本、そんなに悪くないよ。結構いいと思ったけど」と言われていて、「じゃあ、いつか買うか」と思っていたことが実現したという感じ。この本が出版されたのは2002年。ヨルダン川西岸地区が再占領したイスラエル軍によって完全封鎖されたとき。

 私もこのときヨルダン川西岸地区にいた。それから5年経ったけれども、そのとき、自分の目で見たもの、自分の耳で聞いたものを私は忘れずにいる。私が人間の理性を信じなくなった年。クリスチャンである私が神の存在を疑った年。人間であることが恥ずかしくて仕方なかった年。これほどむごいことがあるものかと考えた年。

 明日は非常勤で京都まで行くので、その途中に読んでしまおう。今日は、とりあえず映評の校正をしなければ、読書をすべきじゃないな。